いつものように、仕事帰りに本屋によった。
なにか、面白い本はないかなと。
書店の前に並んでる本でいつも気になっていたが、「ニーチェの言葉」ということで、なんだか重そうな気がしてスルーしていた。
表紙も、ハードカバーでいかにもというかんじである。
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d.html?a=488759786X
哲学書はニーチェどころか、ほとんど読むことがない。
自分であれこれ考えるのは好きなのだが、哲学者の言葉はなにか違う気がしていた。
十代の頃、姉が持っていたソクラテスの本を読んでみたくらい。
最初はよくわからなかった。
いつしか、何度となく読むうちに、無知の知を知れだって事だけは分かった(笑)
養老孟司の「馬鹿の壁」が、ソクラテスの二番煎じに思えてしかたがない。
そう思う事が、馬鹿の壁?(笑)
つい最近、「ニーチェの言葉」を手に取ってみた。
意外に、頷かされる事ばかりだ。
本書によるとニーチェは、いろんな見方をされてるよう。
反ユダヤで、ナチスの思想に影響を及ぼしたとか。
いつの世も、悪に利用される事は多いとおもう。
ニーチェで有名なの
は、ツァラトゥストラはかく語りき。
リヒャルト・シュトラウスの同名のクラッシック音楽としても知られている。
幾つかのニーチェの言葉に、イメージして作られた曲だとか。
「2001年宇宙の旅」のテーマ曲としても有名。
少し内容を紹介してみよう。
立ち読みなので、一語一句同じではないけど、こんなニュアンスと書いてみた。
*自分自身を尊敬する
自分何もできないだめな人間などと、思ってはいけない。
まだ何も成し遂げてない、何もない自分を尊敬してやる。
そうすれば、おのずと正しい行動をしようとし、人に目標とされる人間になる。
*他人の評価を気にしない
人は、他人が自分をどのように、評価を気にしてしまうもの。
しかし、他人は自分をほとんど正しくは評価しない。
そう思って気にしなければ、腹も立たずに済む。
*一日の終わりに反省しない
仕事が終わって、一日をふり返って反省してみると。
自分のだめな所、人の所作の気になるところなど、次々と思い浮かんでくる。
冷静に、一日の終わりに反省しているかれではない。
単に、疲れているからだ。
疲れていると、人間はネガティブな事ばかりを考えるもの。
何か夢中になっている時に、反省などはしないだろう。
*つかれた時はたっぷり寝る
自己嫌悪に襲われたとき、何もかも億劫になった時。
ストレス解消は、ギャンブル?酒?
疲れている時は、さっさと寝ることだ。
しかも、いつもより長い時間。
朝目覚めたら、すっきりとして嫌な事を忘れでしまう。
*目標ばかりにとらわれない
高い山に登る時、なり振り構わずその事だけに邁進してしまうもの。
そして、疲れはててへとへとになってしまう。
何事も余裕を持って、臨むことである。
*人はどうせ死ぬのだから
どうせ死ぬのだから、ほがらかに生きようではないか。
さて、そんなこんなで?、ニーチェについてGoogleで調べてみた。
ちょっと興味も湧いてきた。
中でも、興味を引いたのが。
永劫回帰;ニヒリズムの克服―運命愛
デーモンが君の最も淋しい孤独の中まで忍び寄り、こう言うとしたらどうだろう。
『お前が今生きている、これまで生きてきた、この生を、お前はもう一度、さらに無限にわたり、繰り返し生なければならない。』
『あらゆる苦痛とあらゆる歓び、あらゆる思念とあらゆる溜息、お前の生全て、戻ってくるのだ、しかも全てが同じ順序で。木の間をもれる月の光も。
存在の永遠の砂時計は、何度も繰り返しひっくり返されるのだ。』
君は歯軋りをしてこう語った、
デーモンを呪わないだろうか?それともデーモンに。
『お前は神だ。これより神々しいことは聞いたことがない!』
「そう答える程の、とてつもない瞬間をこれまでに体験したことがあるだろうか?」
この内容どうこうより、仏教の輪廻転生の恐怖という話に似てると思ったが、そもそもそういった宗教を否定してる。
http://www.ne.jp/asahi/village/good/nietzsche.htm
ニーチェは、何度繰り替えしてもいいくらい素晴らしい人生だったと思う生き方をしようと言ってるよう(ニーチェの言葉本書)
もっと書きたいが、取り合えずこの辺で。